個人投資家の皆様へ
大江戸温泉リート解体新書
温泉は、古くから人々の余暇の過ごし方に組み込まれている、日本の伝統的な「文化」です。今後も、シニア層やファミリー層による安定的な需要に加え、訪日外国人など多様な顧客層に支えられる見込みがあり、将来にわたって有望な市場です。
環境省の温泉利用状況調査によると2010年以降の宿泊利用人数は安定的に推移し、その中でも大江戸温泉物語グループは人口動態の2大ボリュームゾーンであるシニア層とファミリー層を取り込んでいます。さらに「温泉+宴会」といった古いモデルではなく、健康や美容、エンターテインメントなどのカジュアルで魅力的な要素を組み合わせ、新しいニーズに応えています。

男性客中心から女性客中心へ
昭和時代の温泉ニーズは宴会中心の男性向けが主流でしたが、現在は健康や美容に結びつくスパ効果やリラクゼーションなど、カジュアルなレジャーへとニーズが変化しました。

非日常から日常の延長にあるものへ
女性客やファミリー、アクティブシニアを中心とした顧客のニーズは変化し、たまに訪れる秘湯よりも、日常の延長として、気軽で身近な温泉・温浴関連施設でのリラックスがより求められています。

温泉を楽しむ、から温泉を含めた「体験を楽しむ」へ
温泉そのもの以外にも、お得感のある食事や手軽に楽しめるエンターテインメントなど、楽しいひとときを共有する「コト化」が定着しています。
高品質とお手頃価格を両立させた大江戸モデルによって、シニア層を中心とする幅広い顧客層からの継続的な支持を得、安定稼働と、高い客室稼働率を実現しています。

その1:リピート需要につながるサービスの提供
「大江戸モデル」では、今までなかった温泉の過ごし方にチャレンジしています。すばらしい眺望の温泉、旬の食材たっぷりのバイキング料理や楽しい観劇、訪れる皆様にワクワクしてもらい、ワイワイと賑やかに楽しめる取り組みが満載です。
●顧客目線のサービス

こだわりの温泉!
ただ、お湯につかるのではなく、前面に広がる美しい景色を楽しんでいただくため、もともと眺望の良い宴会場だったスペース等を大浴場に改装するなど、大胆に取り組んでいます。

朝夕合わせて100品目にも達するバイキング
定番のバイキングメニューに加え、それぞれの施設限定の郷土料理や名産品を使ったメニューをご用意。小分けされた多くの料理を味わったり、オープンキッチンでの調理の様子を目で見て楽しむなど、老若男女がワイワイと楽しめるバイキングです。

大衆演劇や寄席を上演
各施設では、さまざまなエンターテインメントをご用意しています。大衆演劇や専属歌手によるコンサートを上演している施設もあり、お客様に楽しい時間をご提供。多くのファンに支持され、リピーターの増加にもつながっています。

施設内で楽しめる工夫
温泉卓球はもちろん、カラオケや豊富に取り揃えたコミックをゆっくり楽しんでいただける「まんがコーナー」など、日常の延長でワクワク感を味わえます。さらに、自分好みの浴衣を選べるのも、オリジナルサービスの一つです。
その2:独自のチェーンオペレーションとマーケティング
「大江戸モデル」では、温泉施設運営の合理化・効率化を図るため、チェーンオペレーションを導入しています。これにより、温泉入浴、食事、館内エンターテインメントなど、高品質のサービスをお手頃価格で提供することが可能です。
●効率的なオペレーション

食材や備品の集中購買方式の採用
食材や備品調達では、スケールメリットを活かしたコストダウンを図っています。中でも、 食材調達では料理の約30%を全国統一メニューとすることで、大量発注ができる独自の仕組みを構築し、おいしい料理とお手頃な価格を両立しています。

効率的なスタッフの配置
各施設では、スタッフを部門別でなく、ワークスケジュールに基づき配置します。例えば、チェックイン時間にはフロントにいたスタッフが、夕食時にはバイキング会場でサービスを行うなど、生産性の高いオペレーションを実現しています。
●集客を最大化するマーケティング

大都市圏からの良好なアクセス
各施設は、都市中心部から施設の玄関口まで2~3時間でアクセスできるエリアに立地しています。また、都市部と施設を結ぶ直行バスなど、お客様にとって安全で便利なサービスも展開しています。

自社チャネル経由の集客
直営コールセンターや自社ウェブサイトなどを通じたダイレクトマーケティングを展開。本部が主導となり、さまざまなデータから得た分析結果をもとに、最適な集客施策を実施しています。

いいふろ会員の獲得
大江戸温泉物語グループの会員システム「いいふろ会員」。全国に広がる大江戸温泉物語の温泉・温浴施設をお得にご利用いただけるのはもちろん、最新のいいふろ情報までゲットできます。